ビジャレアル戦 〜個人的分析と感想〜

前半 〜集中力の高いマドリー〜

繋ぎながら攻め上がるマドリー

前半、マドリーはしっかり繋げる攻めを展開。サイドに振りながらミドルシュートも打つ。しかし、しっかりブロックを作るビジャレアルの守備を崩すことに関しては、あまり上手くいっていない印象。ボールを持ちながら、攻め方を模索するような時間の経過の仕方だった。また、ボールを受ける前線3人は、流動的に動く。ロドリゴは幅をとって中のスペースを供給。アザールは、やや内側寄りでビジャレアルのライン間を狙う。ベンゼマは両翼に連動して、サイドに流れたり、中央で構えたりと、面白い動きも多々あった。

美しいショートカウンター

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それでも29分、相手の楔をカットするカゼミーロ。それをモドリッチが拾って持ち上がり、エースベンゼマへ。攻め悩むマドリーを救う素晴らしく、美しいショートカウンターで、先制となった。

守備の安定感

前半はあまりヒヤッとするシーンも少なかった。4バックを中心に、カゼミーロなども連携して人に対してしっかり守備をする。さらに、カウンターになれば、2人以上で1人に対して守備をし、カウンターを封じる。ビジャレアルのシュートはたったの1本。上手く守れているような印象だった。また、クロース、特にモドリッチベンゼマらと連携して前線からのプレスにも加担して、チームの守備を締めていく。モドリッチは攻めからも守りからもコンディションの良さを感じた。

後半 〜優勝へ差し迫るマドリー〜

チームの統合力

後半、カピタンが飛び出した所からPKを獲得。そこから一悶着あったものの、ベンゼマが沈めて、合計20得点という大台に乗せた。終盤は試合を締めるという点で、少し苦しんだが、チーム全体で守り、最後には、幻のゴールとはなってしまったが、ヴィニシウスの突破力、アセンシオの決定力を垣間見ることが出来た。そして、歓喜の笛が鳴った。ついに、3シーズンぶりに、ラ・リーガ優勝を成し遂げた。クリスティアーノ・ロナウドが抜けてから、得点不足に苦しむも、エースベンゼマの台頭、中盤の新星バルベルデ、若手のヴィニシウス、ロドリゴの輝き、アザール、アセンシオの復帰などで、チームは段々と良くなっていく。名監督ジダン監督のチーム復帰も相まって、険しい今季の道のりを乗り越え、レアル・マドリードは新しい銀河系軍団として、地位を確立していった。

これからのマドリー

ラ・リーガ優勝を果たしたマドリー。これから、まだ8月にはチャンピオンズリーグセカンドレグが残っている。そこまでコンディションを保ちつつ、1ー2とビハインドで、ラモスは出場停止。ここを乗り越えればチャンピオンズリーグ制覇も夢ではない。まだまだ、これからもタイトルを取ってくれると信じている。これからもマドリディスタに夢を見させてください。

Hala Madrid!!!!!!!

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