バルセロナ戦 〜個人的分析と感想〜

初めに

昇格組のカディスに敗れ、CLグループリーグ第1節で格下シャフタールにも敗れた中で迎えた伝統の一戦エル・クラシコ

見事3ー1で勝利を収めたマドリーだか、なぜ勝てたのか?勝つべくして勝ったマドリーはバルセロナに足りなかったものがあった。この一戦のキーワードとなるのは、「ライン間」

なぜこのキーワードがマドリーを勝利に導いたか、伝統の一戦を見ていく。

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前半 〜注目の両サイド〜

マドリーは右WGにアセンシオ、左WGにヴィニシウスを起用。試合前からこの2人に大きな注目が集まった。この2人からチャンスは生まれると多くのファンは期待した。

そして、戦いの火蓋が切って落とされた。

この試合、バルセロナは右SBにデスト右SHにペドリという新戦力を起用。特にデストはヴィニシウスを終始苦しませた。1対1の局面でヴィニシウスは仕掛けるもフィジカルが強く、スピードもヴィニシウスに劣らないデストに頭を悩ませる。右WGのアセンシオはジョルディアルバ、コウチーニョの守備に追われ、前半は少し控えめのように感じた。

〜ゴールを生み出したライン間〜

そんな中、ゲームを加速させる2人の男がいた。カリム・ベンゼマとフェデリコ・バルベルデ。前半5分に見事な連携からゴール。

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このゴールに結びついたのはこの試合のキーワードである ライン間 でベンゼマがボールを受け、見事なスルーパスバルベルデへ送ったからだった。

〜クロースの役割〜

この試合、クロースはライン間で受けて前線へパスを供給するような役割かと思われたが、意外にも上がらず、下から組みたてた。しかし、効果的なパスは見られず、攻めあぐねた。そして、前半は1ー1で終了。

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後半 〜良い試合展開、良い締め方〜

セルヒオ・ラモスの存在感〜

前節、セルヒオ・ラモスが出られず、奮わなかったレアル・マドリードクラシコには先発出場し、相変わらずのプレーを見せた。63分にはPKを決め、キャプテンの存在感を見せた。

〜後半に流れを作り出した1人のMF〜

後半、試合を決定づけるような展開を作り出した1人のMFがいた。その名も、ルカ・モドリッチ。クロースとは打って変わって相手の最終ラインと2列目(ダブルボランチ)の間に侵入し、マドリーにリズムをもたらす。モドリッチがライン間に入ってはパスをはたき、チャンスを作り出す。

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そして、この試合の幕を下ろす最高の展開が90分に起こる。デヨングと上手く入れ替わりライン間を上手く利用。そのままヴィニシウスへスルーパス。キーパーが飛び出てこぼれ球をロドリゴが拾い、モドリッチへ。十八番のアウトスピンキックでゴールネットを揺らす。

試合終了。見事3−1で宿敵を破った。

終わりに

伝統の一戦は見事マドリーが勝ち点3を勝ち取った。まだまだこれで終わるはずがない。マドリーならCLもこれから巻き返して王者に返り咲いてくれるだろう。その時を信じて。

Hala Madrid!!!

ラ・リーガ第7節

レアル・マドリードVSバルセロナ

3ー1

2020 10/24 Madridfan14